【雑記】電車の完全自動化はなぜされないかの話
昨日電車に乗っていて、ふと感じることがありました。
それは「なぜ電車は完全自動化にならないのか」ということです。
気になったので、調べてみました。
目次
ATO(自動列車運転装置)
電車を自動化させる取り組み、実は1960年代からスタートしているそうです。
名古屋の地下鉄でATO(自動列車運転装置)の実験がされてから、昨年は山手線で自動化の実験が行われました。
しかし自動化と言っても運転士が一切乗らない、完全自動化ではなく、非常時のために運転手は乗っている状態だそうです。
ただし、運転手が行う操作は基本的には発車ボタンを押すだけ。速度の上昇・減速は機械が自動でやってくれるそうです。
自動化するための条件
電車は完全に自動化されていない!と言っても、すでに完全に自動化されている鉄道もあります。
・日暮里・舎人ライナー(東京都)
・ゆりかもめ(東京都)
・ディズニーリゾートライン(千葉県)
・シーサイドライン(神奈川県)
・リニモ(愛知県)
・ニュートラム(大阪府)
・六甲ライナー(兵庫県)
・ポートライナー(兵庫県)
などなど。
これらの運転は完全に自動化されており、運転手もいません。
先頭車両に乗れば運転手気分を味わうこともできます。
「なんだ!じゃあ完全自動化できるじゃん!」と思ったそこの私。
鉄道を自動化するにはいくつかの条件を満たしている必要があるそうです。
それが大きく
- 踏切のない高架構造を設ける必要性
- 全部の駅にホームドアを設置する必要性
この2つの条件が必要になってくるそうです。
モノレールは基本的に高いところを走っていますし、それゆえ踏切はありません。
後はホームドアを駅に設置すれば完了なわけですね。
しかし、山手線などをはじめとする在来線は、ホームドアの設置はできても、踏切をなくすことはほぼ不可能に近い、それゆえ完全自動化の道は遠いんだそうです。
1日に数百万人以上を運ぶ電車
JR東日本の2017年度の調査によると、1日の平均乗車人数は、新宿駅が最大で77.8万人だそうです。(多すぎぃ)
日本全国で見ると、1日に数百万人、1千万人以上が乗車しているかもしれません。
そんな大人数を運ぶ電車は、やはり安全性が第一ですよね。
もちろん自動化した方がいい部分、安全な部分もありつつ、非常時には人の対応が必要という事ですかね。
個人的には技術的にそれらも含めて不可能じゃないだろ、と思っています。
なぜなら今は掃除機がルートをマッピングして、自動で障害物を避けていく時代なので。
ただ掃除機なら少しの不具合があっても、笑って済ませることができますが、電車が起こす少しの不具合は笑って済ませられませんよね。
1日に数百万人が利用しているので責任は重大です。
以前紹介したロボットもそうですが、技術が進歩しているとは言っても実用化まではまだまだ遠かったりします。
(↓以前紹介した記事)
自分が死ぬころにはドラえもんのような世界になっているのか、否か。
見届けてから死にたいないなと思います。
それでは最後まで読んでくださり、ありがとうございました!