資産1億について、どれくらいの収入が必要なのか考えてみた話
このブログのテーマとなっている『資産1億』という数字。
私は実はその内訳を明確に設定できていません。
あれとあれに数千万使ってー、残りはここに使ってー、とすべて具体的な内訳になっているわけではないのです。
数千万ほど使いたい明確な理由はあるのですが、後は多めに見込んだ数字になっています。
ただ、夢のアップデートは常にしていかなければいけないので、改めて資産1億がどんな世界観なのかということについて考えてみました。
目次
収入についての世間の実態
ここで1つの収入の転換点になる『年収1000万』について考えてみたいと思います。
私は大学時代「20代で年収1000万になりたい!」という夢を持っていました。
政府が実施している平成29年の「民間給与実態統計調査」によると、
世の中には4,945万人の給与所得者がおり、その平均年収は432万円となっているそうです。
男女によって差があったり、正社員か非正社員を含めるかどうかで若干変動はありますが、水準はこんな感じだそうです。
そして、年収1000万以上の人の割合は日本の給与所得者の中でも全体の4.5%。約210万人だそうです。
約93%の人は年収が7桁になるので、桁が1つ上がる年収1000万という数字は、1つの大きな指標になるわけですね。
補足すると、年収1000万以上の人の中でも、1500万を超えている人の割合は1.2%で60万人ほどだそうで、1000万を超えてからの壁もありそうです。
興味のある方はデータを是非見てみてください。
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2017/pdf/000.pdf
年収1000万の世界
年収1000万が1つの壁であることはわかりました。
では年収1000万とはどんな世界なのでしょうか。
考えていきましょう。
まず年収1000万とは、もちろん額面での計算になります。
そこから税金が引かれると、手元に残るお金、いわゆる手取りは、700万~800万になるそうです。なかなか削られる、、、。
ここでは手取りを中央の750万として考えると、額面で月83万円。手取りで約63万円とう計算になります。(ボーナスはないものとする)
手取り63万円で、どんな暮らしができるかと言うと、、、
・家賃16万の家に暮らし(手取り収入の4分の1)、
・食費を月に7万円かけ、
・その他生活費に10万かけても、
30万の余剰資金を毎月作ることができます。
(もちろん人によっては削れる部分もあったり、都内だと家賃16万でもパッとしなかったり、結婚や子供の有無に左右されるのであくまで適当な数値です。)
現在の年収が1000万ない人からすれば、すごく余裕のある世界に見えますが、実際1000万稼いでいる人の大半は、現在の収入に満足していないという調査結果もあるそうです。
みなさんの生活費に当てはめてみると、いかがでしょうか?
年収2000万の世界
年収2000万以上は日本人の中での0.5%です。
そこからもろもろを差し引かれると、手取りはなんと1200万になるそうで、月の収入は100万円になります。
もろもろがかなり大きいですが、ついに月の手取りの桁がアップしました。
・家賃は25万の家に住むことができ、(手取りの4分の1)
・食費に月10万
・生活費に月15万
をかけたとしても、月に50万の余剰資金を作り出すことができます。
少し余裕を感じますね。
ただそこまでいくと感覚が普通ではなくなりそうなので、一般的な生活費の指標は当てはまらなくなりそうです。
1億を貯金で作ろうと思ったら
上記を踏まえて1億を貯金のみで作ろうと思ったとき、どうなるかと言うと、、。
<年収1000万・月に30万円貯金できる場合>
1億÷30万/月=333.3(ヵ月)÷12=27.7(年)
月に30万の貯金をすると27年と9か月くらいで1億円になります。
<年収2000万・月に50万貯金できる場合>
1億÷50万/月=200(ヵ月)÷12=16.6(年)
月に50万の貯金をすると16年と7か月くらいで1億円になります。
意外に早い!となるのか、意外にかかるな..。となるかは人によりそうですね。
あと5年で貯金で1億を貯めようと思ったら、月に160万貯金する必要があるそうです。
いかがでしたでしょうか。
実際に計算したり、調べてみると、わかることも多くあり面白かったです。
自分が今回調べてみてわかった一つの確かなことは、『労働収入』と『貯金』という一般的な方法では、30歳までに1億を貯めることは不可能であるという事です。
世の中には資産運用や、投資、節税など、資産を増やす方法はいろいろありますし、本当の本当に緊急で必要になれば借金や、みんなからお金を募るクラウドファンディングという方法もあります。
まだまだ勉強不足ではありますが、お金のことをもっとよく知る必要はあり、資産1億を本気で目指すとなれば、それだけの学びとアウトプットの時間をつくらなければいけません。道のりは遠い。
その過程で成長できることは非常に大きそうで、夢のアップデートや計画はこれからも立てていきながら、頑張っていきたいなと思います。
それでは最後まで読んでくださりありがとうございました!